授乳中に寿司や刺身などの生魚を食べて影響があったかどうかについて

寿司 授乳

こんにちは!

つい先日第三子が突然卒乳したことにより、長い授乳期間が終わったばかりのユズ子です。

授乳期間は何かと食事に気を使いますよね。

とくに寿司や刺身などの生魚は妊娠中控えていたというママも多いので、授乳中は食べて良いのか気になりますよね。

そこで今回は、私が授乳期間に寿司や刺身を食べた経験談を交えて、授乳中に生魚を食べて良いのか、食べるならどんなことに気をつければ良いのかについてお送りします。

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授乳中に寿司や刺身などの生魚を食べても大丈夫?

まず最初に、授乳中であっても寿司や刺身の生魚を食べてOKです。

授乳中に寿司や刺身を食べることは特に問題なくて、実際に私も授乳中食べていました。

私は子供3人をそれぞれ違う病院で出産したんですが、どの病院でも産後のお祝いで豪華な食事だった日のメニューには、カルパッチョや刺身などの生魚が出てきました。

産院の食事でも出てくるくらいですから、授乳中に生魚を食べることが医学的に何も問題ないことが分かります。

 

でも、授乳中は寿司や刺身などの生ものを控えた方がいいというイメージがあるのも確かですよね。

誰かからそういう話を聞いたというママもいるかもしれません。

実は、授乳中に生魚を食べてもほとんどの場合は大丈夫ですが、気をつけた方がいいことがあるのも事実です。

そこでこれから、授乳中に寿司や刺身などの生魚を食べるときに注意した方がいいことをお伝えしていきますね。

授乳中の生魚による母乳への水銀の影響は?

妊娠中って、魚介に含まれる水銀を過剰摂取しないように、寿司や刺身を控えていたママも多いんじゃないでしょうか。

母乳は母親の体から作られる物ですから、妊娠中がダメなら授乳中も魚介を避けた方が良いのかなと気になりますよね。

ですがこれに関しては、厚生労働省が発表している食品健康影響評価という資料によって、母乳を介して乳児が摂取する水銀量は低いことが示されています。

また、メチル水銀は胎児の神経系の発達を妨げると言われているため妊娠中は注意が必要ですが、乳児は既に発育が終了しているので、水銀の影響は受けにくいそうです。

以上のことから、母親が摂取した水銀が母乳を介して赤ちゃんへ伝わり健康被害がでる心配をする必要はないといえます。

授乳中の寿司や刺身は母乳に影響する?

次は、寿司や刺身を食べることで母乳に何か影響が出るのかどうかについてです。

母乳への影響には、味や匂いへの影響、乳腺炎のリスクへの影響、アレルギーの可能性の3つの面があります。

それぞれ私の実体験も交えて説明していきますね。

生魚は母乳の味や匂いに影響する?

母乳はママの体内で作られる物なので、ママが食べたものによってある程度は影響されます。

といっても体には母乳の成分を一定に保とうとする機能があるので、食べたものの味や匂いがダイレクトに母乳に影響するわけではありません。

ただ、サバなどの臭みが強い青魚を多く食べると母乳の匂いが若干変化し、敏感な赤ちゃんだと母乳の飲みが悪くなったりする可能性があるそうです。

といっても我が家の場合は、子供3人ともそんなことはありませんでした。

授乳中も寿司や刺身など食べたりしていましたが、その後に母乳の飲みが悪くなったりした覚えは特にありません。

なので、サバだけを一度に大量に食べたりしない限りは、生魚によって母乳の味や匂いが変化することを過度に心配する必要はないと思いますよ。

まぁ我が家の子供たちは、私がカレーやキムチ食べてもゴクゴク母乳飲んでいたので、敏感なタイプではなかったとは思いますが(^^;)

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生魚を食べると乳腺炎になる?

油っぽいものや甘いものを食べると乳腺炎になりやすいという話を、よく聞きますよね。

魚の中には脂質を多く含む種類もあるので、寿司や刺身を食べることで乳腺が詰まりやすくなる可能性があるそうです。

また、生魚は体を冷やす効果があるので、食べ過ぎると体が冷えて血行が悪くなります。

血行が悪くなると母乳の出も悪くなるので、それが乳腺炎の一因になるとも言われています。

脂質が多い魚としては、サーモン、マグロ、ハマチ、サバ、ウナギ、トロなどが挙げられます。

ただ実は、母親が食べたものが乳腺炎の原因になるという医学的な根拠は今のところないそうです。

なので寿司や刺身を食べても特に母乳が詰まる感じがなければ、気にせず食べて大丈夫だと思います。

ただ乳腺炎になりやすいかどうかは個人差があって、私はアイスクリームや生クリームなどの乳脂質を多く含むものを食べると、すぐに母乳が詰まってしまうタイプです。

そして思い起こしてみれば、授乳期間にお寿司を食べた後は、胸がいつもより張っていたような気がします。

なので乳腺炎になりやすいタイプのママは、脂質を多く含まない白身魚を中心に食べると安心かもしれませんね。

生魚を食べるとアレルギーになる?

母親が食べたものが母乳を介して赤ちゃんに伝わることでアレルギーを発症することはないと言われています。

ですが赤ちゃんがもともとアレルギー体質だった場合、母親が原因物質を食べることで赤ちゃんに何かしらの影響が出る可能性があります。

特に生ものは、アレルギー反応が出やすいと言われています。

なのでママが寿司や刺身を食べた後に授乳して赤ちゃんに湿疹やじんましんが出た場合は、生魚の摂取は避けた方がいいでしょう。

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授乳中の生魚で気をつけたい食中毒とは?

次は、生魚を食べることによって食中毒に感染するリスクについてです。

といっても、ちゃんと冷蔵で保存して新鮮なうちに食べていれば、寿司や刺身を食べて食中毒に感染することを過度に心配する必要はありません。

実際に私も授乳中に寿司や刺身を何度も食べたことがありますが、食中毒にかかった経験はありません。

また、たとえママが食中毒になっても、母乳を介してそれが赤ちゃんにうつる心配はありませんからね。

ですがママが体調を崩してしまったら、赤ちゃんのお世話に困りますよね。

なので、生魚を食べると感染する可能性のある食中毒やその予防法についてに知っておきましょう。

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは、海水や海産の魚介類に生息している細菌です。

腸炎ビブリオによる食中毒は7~9月に発生しやすく、潜伏期間は12時間前後です。

症状は腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱などです。

腸炎ビブリオは10℃以下の環境では増殖しにくいので、生魚を食べる場合は保存状態に気をつけましょう。

腸炎ビブリオは熱に弱いので、中心温度60℃以上で10分以上加熱すると感染予防になります。

アニサキス

アニサキスとは魚に寄生する寄生虫で、これに寄生された魚を生で食べることで人に感染します。

潜伏期間は数時間から数日で、胃の激しい痛みが特徴です。

その他に吐き気や嘔吐、下腹部の痛みなどの症状が出ます。

アニサキスは2~3cmほどの大きさなので、目で見えます。

なので生魚を食べる時は、目視で確認してから食べると感染を予防できます。

またアニサキスは、マイナス20℃以下で24時間以上冷凍もしくは60℃以上で1分以上の加熱でも感染を予防できますよ。

ヒスタミン

マグロやカジキ、ブリなどの赤身魚やその加工品には、ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれます。

そのヒスチジンが魚に付着している菌の作用で変化したものがヒスタミンです。

ヒスタミンによる食中毒はヒスタミンを100mg以上食べることで発症し、摂取後1時間以内に顔面(特に口の周りや耳たぶ)が赤くなったり、じんましん、頭痛、嘔吐、下痢などの症状が出ます。

ヒスタミンは加熱や冷凍でも破壊できないので、感染予防にはヒスタミンを増えさせないことが大切です。

ヒスタミンを産生する細菌は30~37℃の環境で活発に働くので、夏場は特に室温で生魚を放置しないようにしましょう。

また冷蔵庫の中でも長期保存していると、いつのまにかヒスタミンが蓄積している場合があります。

なので赤身の魚は、なるべく新鮮なうちに食べるようにすると安心ですね。

ちなみにヒスタミンが大量に含まれている魚を食べると、ピリピリした刺激を舌に感じるそうです。

もし赤みの魚を食べたときにそういった刺激を感じたら、食べるのを止めておきましょう。

リステリア菌

スモークサーモンや魚介類の加工品を食べると、リステリア菌による食中毒による感染する可能性があります。

リステリア菌は妊娠中に感染すると流産や早産の原因になるので、妊娠中は気をつけたほうがいいと聞いたことがあるママも多いかと思います。

授乳中にママが感染しても赤ちゃんへの影響は心配ありませんが、感染しないに越したことはありません。

基本的に保存方法を守って賞味期限内に食べれば感染する可能性は低いですが、リステリア菌は冷蔵庫内で保存していても増えます。

なので開封後は早く食べきるように心がけ、心配な場合は加熱してから食べましょう。

授乳中に寿司や刺身を食べるときの注意点は?

これまでに紹介してきた生魚を食べるときに心配なことを踏まえて、授乳中に寿司や刺身を食べるときの注意点を見ていきましょう。

一気に大量に食べない

生魚には脂質を多く含むものもあるので、一度に大量の生魚を食べると母乳の味や質に影響したり、乳腺炎のリスクを高める可能性があります。

赤ちゃんが母乳の変化に敏感なタイプか、ママが乳腺炎になりやすいタイプかどうかなどで、授乳中の寿司や刺身との付き合い方も個人差があると思います。

授乳中に生魚を食べることを過度に心配する必要はありませんが、赤ちゃんやママ自身の様子に気を配りながら寿司や刺身を楽しんでくださいね。

新鮮なものを早く食べる

生魚を食べることで感染する可能性のある食中毒をいくつか紹介しましたが、新鮮なうちに食べれば過度に恐がることはありません。

寿司や刺身を買ってきた際には、すぐに冷蔵庫で保存し、消費期限を守って早めに消費するようにしてくださいね。

食中毒が心配な場合は、加熱処理してから食べた方が安心でしょう。

まとめ

私自身は授乳中でも特に気にせず寿司や刺身を食べていました。

それでも何か問題を感じたことはなかったので、新鮮なものを適量食べるぶんには授乳中でも心配しすぎないで大丈夫だと思います。

魚にはDHAやEPAなどの体にいい栄養素もたくさん含まれています。

食べ過ぎには気をつけつつ、授乳中も好きな食事を楽しみましょう。

★その他にも授乳中に食べていいのか悩む食べ物って幾つかありますよね。

こちらの記事ではそんな食材について一覧でまとめていますので、合わせて読んでみてくださいね。

→ 授乳中に食べてはいけないものはあるのか?噂の食材を実際に食べてみて。

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この記事を書いた人
ユズ子

一男二女の母をしているユズ子です。
趣味は読書(主にマンガ)や映画・DVD鑑賞で、基本インドア大好きな性格です。
でも今は、3人の子どものおかげ(?)で全力疾走な毎日を送っております。
このブログでは、そんな私の子育てや日々の生活での実体験や学びを記録しています。

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