こんにちは!
3人の子供を完母で育ててきたユズ子です。
授乳中は食事や食べ物に何かと気を使いますが、授乳中にはちみつを食べてはダメという話を聞いて気になっているママも多いのでは?
赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけないといいますが、授乳中のママもはちみつを食べてはダメなんでしょうか?
そこで今日は、私の母乳育児中の実体験とともに、授乳中にはちみつを食べて大丈夫なのかについてお送りします。
授乳中にはちみつを食べても大丈夫!
まず始めに、私はここ数年はちみつを毎日のように食べています。
第二子を出産後くらいから、毎朝紅茶にはちみつをいれて飲むのを習慣にしているんですよね(その理由も後で紹介します)。
その他にもちょっとした休憩の時に、コーヒーやホットミルクにはちみつを入れて飲んだりします。
とにかく何か甘い物を飲みたくなったときには、砂糖じゃなくてはちみつを入れて飲むのが習慣なんですよね。
風邪でのどが痛いときは、はちみつのど飴も良く舐めています。
なので第二子の授乳中も、第三子の妊娠・授乳中も、けっこうな頻度ではちみつを摂取しています。
ですがそのせいで赤ちゃんに何か悪影響があったり、授乳にトラブルが起きたことはありません。
なので私は自分の経験から、授乳中にはちみつはダメというのは間違いで、授乳中のママがはちみつを食べても大丈夫と言うことができます。
授乳中のはちみつはダメといわれる理由
そもそも、なぜ授乳中のママがはちみつを食べてはダメという話が出るようになったのでしょうか。
その一番の理由は、「はちみつは赤ちゃんに与えてはいけない」ということから派生して、それなら母乳を出すママも食べない方がいいのではというイメージが広がったからだと考えられます。
実際にはちみつは、1歳未満の赤ちゃんに食べさせると乳児ボツリヌス症に感染する可能性があります。
乳児ボツリヌス症ってどんな病気?
では乳児ボツリヌス症とは、どんな病気なのでしょうか。
乳児ボツリヌス症は、1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べることで感染します。
ボツリヌス菌は大人や1歳以降の子供の体内に入っても、消化器官で死んでしまうので増殖しません。
ですが消化器官がまだ未発達な0歳児の体内に入ると、腸内で増殖して毒素を発生させます。
乳児ボツリヌス症の症状は
・便秘が続く
・泣き声が小さくなるなど、元気がなくなる
・哺乳力が低下して、おっぱいやミルクの飲みが悪くなる
・体に力が入らなくなり、首や手足を支えられなくなる
・呼吸ができなくなる
などがあり、稀ではありますが死に至ることもあります。
過去に実際に乳児ボツリヌス症で乳児が死亡したケースもあることから、はちみつの容器やラベルには必ず注意表示が載せられています。
1歳未満の乳児にははちみつを与えないようにと、1987年に当時の厚労省から通達も出ています。
ですがそれ以前に子育てを終えている世代のお年寄りは、赤ちゃんへはちみつを与えることの危険性を知らない人もいますのでご注意ください。
はちみつは母乳に移行しない?
乳児ボツリヌス症が恐い病気だと知ると、授乳中にママがはちみつを食べて本当に大丈夫なのか不安に思うママもいますよね。
ですが、母乳を介してママから赤ちゃんへボツリヌス菌がうつることはないので安心してください。
1歳を過ぎて消化器官が発達すれば、ボツリヌス菌が体内に入っても病気を発症することはありません。
なので母親から赤ちゃんへうつることもありません。
実際に、はちみつを食べたママが授乳することで赤ちゃんが乳児ボツリヌス症を発症したという報告は、過去に例がありません。
日本小児科学会や日本産婦人科学会からも、授乳中の母親がはちみつを摂取することに対して注意喚起はされていません。
私自身も子供のかかりつけの小児科医に質問してみたことがありますが、心配する必要はないと言われました。
なので、母乳を通してはちみつが赤ちゃんに届いてしまうことを心配する必要はありませんよ。
授乳中にはちみつを食べる時の注意点
ただ、授乳中にママがはちみつを食べる時の注意点が一つだけあります。
それは、はちみつが付いたスプーンや食器を赤ちゃんが間違って口にしないようにすることです。
1歳未満の赤ちゃんは何でも口に入れて確かめようとするので、赤ちゃんの手の届く範囲にはちみつを置いておくのも危険です。
気付かないうちに容器のフタをあけてしまう危険性がありますからね。
乳児ボツリヌス症は万が一発症しても、回復することがほとんどです。
ですが、ならないに超したことはありませんよね。
なので1歳未満の赤ちゃんがいる家庭では、はちみつ本体やはちみつが付着した食器類の管理には気をつけましょう。
母乳がはちみつで詰まるというのは本当か?
授乳中のママがはちみつを食べてはダメな理由として、母乳が詰まって乳腺炎になる可能性があるからという話もききます。
それは本当なのでしょうか?
甘い物を食べると母乳が詰まりやすいと聞くので、あの濃厚な甘さのはちみつは心配な気もしますよね。
ですが私の経験上では、はちみつを食べたからといって母乳が詰まりやすくなるということはありませんでした。
私は毎朝のようにはちみつを摂取していますし、息抜きに甘い飲み物を飲みたいときもはちみつを使用します。
なのでもしはちみつが乳腺炎の原因になるなら、とっくに何回もなっているはずなんですよね。
でもはちみつを食べたからって、おっぱいの調子に異変を感じたことはありませんでした。
それに食べ物と母乳の詰まりやすさの関係って、医学的には何も根拠がないそうです。
なので過度に母乳が詰まるかもと心配して、あれもこれも食べ物を制限する必要はないでしょう。
余談ですが、私ははちみつは大丈夫だけど、アイスクリームや生クリームなどの乳脂質が多い物を食べるとすぐに母乳が詰まっておっぱいがゴリゴリになります。
なので私の経験上では、母乳の詰まりと食事は関係があると考えています。
ただ人によって、乳腺炎を引き起こしやすい食べ物も様々なようです。
ですから、あなたがはちみつを食べて実際に母乳が詰まったという場合でさえなければ、授乳でもはちみつを食べて大丈夫でしょう。
授乳中にはちみつを食べるメリット
では最後に、授乳中にはちみつを食べるメリットについてご紹介しましょう。
私がはちみつの一番のメリットだと感じているのは、風邪予防やのど風邪対策に良いという点です。
はちみつは殺菌作用や粘膜の保護作用があるので、日常的に摂取すれば風邪予防になります。
私が習慣的にはちみつ入りの飲み物を飲むようになったのも、第二子出産以降にのど風邪をひきやすくなったことがきっかけでした。
また風邪をひいてしまった後も、のどの痛みや咳を抑える効果が期待できます。
授乳中は風邪薬を安易に飲めないので、薬以外の方法で症状を緩和できたら嬉しいですよね。
私はのど風邪をひいたら、はちみつ大根を作って飲むようにしています。
のどの痛みや咳を抑えてくれるので、おすすめですよ。
はちみつは殺菌効果があるので、口内炎の予防にも繋がります。
授乳中は寝不足のストレスやビタミン不足で、口内炎などのお口トラブルが起きやすくなっています。
口内炎ができて痛いと育児中もストレスを感じるので、はちみつで予防できたら嬉しいですよね。
その他のメリットとしては、同じ量の砂糖と比べて甘さは3倍なのにカロリーは3割減だという点です。
産後は体型を戻したいので、カロリーを多量に摂りすぎるのは避けたいですよね。
でも、忙しくて自分のことは後回しになりがちな育児期間くらい、甘いものを食べたり飲んだりして幸せな気分を感じたいとも思います。
そんなときは、砂糖よりはちみつを使った方が低カロリーなんです。
はちみつは栄養価も高いので、その甘さで心が元気になるだけでなく、身体的な疲労の回復にも一役買ってくれますよ。
またはちみつには、腸内環境を整えて便秘を予防したり、美肌に良い様々なビタミンが含まれています。
産後は疲労や寝不足から、一気に老けが進みやすい時期でもあります。
なのではちみつから美容に良い成分を摂取できたらいいですよね。
まとめ
はちみつは1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけませんが、授乳中のママが食べることに問題はありません。
なので授乳中だからといって、はちみつを避ける必要はないでしょう。
むしろ風邪予防や美容効果に嬉しい作用がたくさんあるので、産後のママにはおすすめの食材ですよ。
★その他にも授乳中に食べていいのか悩む食べ物って幾つかありますよね。
こちらの記事ではそんな食材について一覧でまとめていますので、合わせて読んでみてくださいね。
→ 授乳中に食べてはいけないものはあるのか?噂の食材を実際に食べてみて。
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