こんにちは!
3人の子育てに毎日奮闘しているユズ子です。
今日は、赤ちゃんを育てていると誰でも一度は悩む「乳児湿疹」についてお送りします。
私ももちろん1人目が赤ちゃんの時に、乳児湿疹には悩まされました。
でも経験を重ねるごとに乳児湿疹への対策もコツをつかんできて、3人目に関してはほとんど乳児湿疹は出ませんでした。
そんな自分の実体験も交えながら、乳児湿疹のお悩みに答えていきますね。
乳児湿疹とは
まず乳児湿疹とはどういった症状をさすのか、正しく理解しましょう。
乳児湿疹と聞くと1つの病名と思われがちですが、実はそうではありません。
乳児湿疹は赤ちゃんにできる湿疹の総称であって、その中には様々な原因や症状が含まれます。
ここでは、乳児湿疹の中でも代表的な3つの症状をご紹介しますね。
新生児ニキビ
赤ちゃんの顔にニキビのような赤いポツポツができることを新生児ニキビと呼びます。
過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることで炎症が起きて、ニキビになると考えられています。
生まれたばかりの赤ちゃんには、母親の体内にあった女性ホルモンの影響がまだ残っています。
その影響で、皮脂が過剰に分泌されやすいんですよね。
そこに汚れや外部からの刺激が加わって、炎症を起こすと考えられています。
乳児脂漏性湿疹
顔や頭皮に赤いポツポツやフケのようなカサカサ、黄色いかさぶたのようなものができることを乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)と呼びます。
症状がひどくなると炎症を起こして赤く腫れたり、患部がジュクジュクと膿んだようになることもあります。
こちらも、母親の女性ホルモンの影響が赤ちゃんに残っていて、皮脂が過剰分泌されることが原因と考えられています。
汚れや外部からの刺激も、炎症を起こす原因のひとつです。
あせも
赤ちゃんは暑がりで汗っかきなので、あせもができやすいです。
髪の生え際や首の周り、肘や膝などの関節の内側や背中、オムツのゴムが当たる腰回りやおしりなどにできやすいです。
つまり汗が溜まって蒸れやすいところが、あせもになりやすいんですね。
かゆみを伴うことが多いので、赤ちゃんがかきむしって傷にならないよう注意が必要です。
傷口から黄色ブドウ球菌に感染すると、とびひになってしまうこともあります。
そうならないように、赤ちゃんの爪は小まめに短く切ってあげてくださいね。
我が家の1人目は春生まれだったので、赤ちゃん時代はかなりあせもに悩まされました。
うちの子供は男の子1人と女の子2人なんですが、赤ちゃん時代を振り返ると男の子の方が汗かきであせもも出来やすかったように思います。
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赤ちゃんは本当に湿疹が出やすいので、これらの症状が複合して現われることも多々あります。
ですがケアの方法はどれも同じで、肌を洗って清潔に保ち、しっかり保湿してあげることが大切です。
具体的な対策方法は後半で説明しているので、是非読み進めてくださいね。
乳児湿疹はいつから現われる?
乳児湿疹の中でも新生児ニキビと乳児脂漏性湿疹は、生まれてすぐから生後3ヶ月ごろまでに症状が現われることが多いです。
これは先ほども紹介しましたが、母親の女性ホルモンの影響が残っていて皮脂が盛んに分泌されることが主な原因だからです。
対してあせもは、汗が原因なので暑い時期に症状が出やすいです。
ただ冬場でも、服を重ね着し過ぎたり暖房が暑すぎたりして、あせもが出ることがあります。
赤ちゃんはけっこう暑がりなので、過剰な防寒対策はあせもの原因となりますのでご注意ください。
生後3ヶ月を過ぎてからの湿疹は、皮膚の乾燥が原因になることが多いです。
生後3ヶ月ごろまでは過剰に分泌されていた皮脂が、それ以降は急激に減っていくそうです。
この頃の赤ちゃんの皮膚はまだ薄いので、皮脂の分泌が減ると一気に乾燥しやすくなります。
肌のバリア機能がまだ未熟な赤ちゃんは、皮膚が乾燥すると外部の刺激や汚れ、菌やウイルスの侵入に更に弱くなってしまいます。
なのでそれらの刺激で炎症を起こし、湿疹ができやすくなってしまうのです。
乳児湿疹はいつまで続く?
乳児湿疹のひどさは個人差があるので一概にはいえませんが、私が1人目を育てていたときは、生後半年を過ぎるくらいまで何かしら湿疹で悩んでいた覚えがあります。
病院でもらった薬で一時的に治っても、また繰り返したりしていました。
生後半年くらいになると赤ちゃん自身の皮膚も少し丈夫になってくるのか、徐々に皮膚トラブルで悩むことは減っていきました。
次に2人目ですが、生後2ヶ月くらいの時に顔に乳児湿疹が広がりました。
この時はすぐに自宅でのケアと対策をしたので、3日ほどでひどい乳児湿疹は治まりました。
このとき実際に行ったケア方法は、後半で詳しく紹介しています。
3人目に関しては、乳児湿疹はほとんど出ませんでした。
このように、同じ親に育てられた子供でも乳児湿疹が出る期間は様々です。
ですが、あまりにも湿疹の状態がひどかったり長期間にわたって治らない場合は、アトピー性皮膚炎や何かしらのアレルギーの可能性もあります。
そういった場合は、自己判断での対策はおすすめできません。
なので皮膚を清潔に保って保湿しても湿疹が改善しない場合は、一度小児科か皮膚科で医師の診察を受けることをおすすめします。
乳児湿疹の原因は母乳なのか?
母親が甘いものや乳製品、油っぽいものを食べていると母乳の質が悪くなり、赤ちゃんに湿疹が出るなんて話をよく聞きます。
ただでさえ赤ちゃんの顔に湿疹が出て心配しているのに、その原因がママの母乳のせいだと言われたらショックですよね。
ですが心配しないでください。
この噂には医学的根拠はなく、新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹などの乳児湿疹は、母乳が原因ではありません。
私も自分の経験上、母親の食事と乳児湿疹は関係ないと実感しています。
というのも、授乳期の食事に一番気を使っていた1人目の赤ちゃん時代が、乳児湿疹に一番悩まされたからです。
反対に授乳中の食事をほとんど気にしていない3人目は、乳児湿疹自体ほとんどなりませんでした。
なので実体験から、乳児湿疹の原因は母乳ではないと考えられます。
それよりも後で紹介する、顔の洗い方の方が大きく影響すると考えられます。
乳児湿疹は顔だけに現われる?
乳児湿疹が出る場所というと、顔をイメージする人が多いかと思います。
確かに新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹は、顔や頭皮など首より上の部位に症状が出ることが多いです。
でも乳児湿疹は顔や頭皮だけでなく、体にも現われます。
あせもは首回りや関節の内側、背中や腰、おしりなど、汗をかいて蒸れやすいところに湿疹ができます。
また生後3ヶ月以降にできる、主に乾燥がなどによって肌バリアが弱ってできる湿疹も、体の各部位に現われます。
我が家の3人目は顔や頭皮にできる乳児湿疹にはなりませんでしたが、生後4~5ヶ月頃に体の一部に湿疹が出ました。
肘や膝の関節の内側が赤くなり、ポツポツと湿疹ができました。
それと耳の後ろ側の付け根部分も、あかぎれの様に肌荒れした状態になりました。
このように乳児湿疹は顔だけでなく、体のいろいろなところに現われます。
生後半年を過ぎるくらいまでは、とにかく赤ちゃんは湿疹がよくできます。
なのでママは顔だけでなく、体に湿疹が出ていないかもチェックしてあげてくださいね。
個人的には、赤ちゃんは顔にできる湿疹はあまり痒がらないけど、体にできる湿疹は痒そうにしている印象があります。
大人でも、肌に痒みがあると不快で嫌ですよね。
なので私は、体にでた湿疹にはひどくなる前に薬を塗るようにしていました。
病院で処方してもらった軽いステロイドの薬を塗って、症状が軽いうちに治すようにしていました。
個人的な考えですが、湿疹は長引いてひどくなればなるほど回復にも時間がかかります。
なので痒みを伴う湿疹は、ひどくなる前に薬で短期間で治す方が、赤ちゃんの負担も少ないのかなと私は思っています。
乳児湿疹のケアや対策は?
ではここからは、顔や頭皮にできた乳児湿疹のケアや対策について、具体的に説明していきます。
私は1人目が赤ちゃんの時は、乳児湿疹に長いこと悩まされました。
ですが2人目、3人目と育児を重ねるごとに、乳児湿疹に悩まされることが減っていきました。
その一番の要因は、顔の洗い方にあると考えています。
一般的にも、乳児湿疹は肌をキレイに洗って保湿しておけば改善するといわれています。
でもその「キレイに洗う」って、人によって方法が違うと思うんですよね。
私は1人目が赤ちゃんの時は、赤ちゃんの顔には石けんなどはつけず、濡らしたガーゼでぬぐうという方法で洗っていました。
病院の沐浴指導でそう習ったので、退院後もずっとそうやって洗っていました。
赤ちゃんの顔に直接シャワーのお湯をかけるのは何となく怖くて(赤ちゃんも泣きそうだし)、かなり長い期間、赤ちゃんの顔に直接お湯をかけるという行為をしなかったんですね。
でもそれが乳児湿疹を長引かせた理由だったと、今は思っています。
乳児湿疹の主な原因は、過剰に分泌された皮脂です。
それを落としてあげるには、石けんの泡とお湯でもっとしっかり洗ってあげた方が良かったんですよね。
でも1人目が赤ちゃんの時はそのことに気づけず、結果的に生後半年くらいまでは乳児湿疹を繰り返していました。
また赤ちゃん時代に顔に直接お湯をかけることを避けていたせいで、1人目はかなり長いこと顔に直接シャワーをかけられることが苦手でした。
実際にやってみた乳児湿疹の治し方
1人目が顔にシャワーがかかることが苦手になってしまった反省を活かして、2人目は沐浴期間が終わってからは顔をシャワーのお湯でさっと流すようにしていました。
耳に水が入らないように手でしっかり押さえて、腕で支えながら赤ちゃんの体をなるべく縦に起こして、頭からさっとシャワーで流すようにしていました。
でも2人目のときも、顔は石けんの泡では洗っていなかったんですよね。
やはり病院の沐浴指導で、顔はお湯で洗うだけでいいと習ったからでした。
するとやはり生後2ヶ月の終わり頃に、顔全体に乳児湿疹が広がってしまったんです。
2人はたぶん脂漏性湿疹が多く出ていて、ベトッとした感じのかさぶたのようなものが頭皮にできていました。
そこで私は、赤ちゃんを朝と晩の2回シャワーで洗うようにしたんです(それまでは晩の入浴時に1回だけでした)。
そうすると、3日ほどで顔中に広がっていた乳児湿疹がすっかり治まったんです。
この時は、赤ちゃんの肌の回復の早さに驚かされましたね。
それと、肌をキレイに洗って保湿すれば乳児湿疹は治るというのは本当だったんだなと実感しました。
同時に、1人目の時は顔にシャワーをかけるのが怖くて、洗顔が不十分になっていたんだなと改めて確信しました。
結果的に乳児湿疹を長引かせてしまってゴメン、長男よ(^^;)
乳児湿疹の顔の洗い方
2人目の乳児湿疹が治ったときの顔の洗い方を具体的に説明していきます。
普段は顔をさっとシャワーで流すだけにしていたのですが、乳児湿疹が顔に広がってからは顔もベビー用のボディソープで洗うようにしました。
ボディソープの泡で優しく顔全体を洗い(目の周辺などにも湿疹が広がっていたので、目ギリギリのところも泡で洗いました)、シャワーのお湯でしっかりすすぐようにしました。
赤ちゃんの顔にシャワーをかけるときは、耳の穴にお湯が入らないように手の指でしっかり両耳を押さえます。
そして赤ちゃんの体を腕で支えてなるべく縦に起こし、頭の上から水流弱めのシャワーをかけるようにしました。
こうすれば耳や鼻の穴にお湯は入りませんし、赤ちゃんもお湯がかかった瞬間は少しビクッとするものの、意外と泣いたりはせずにキョトンとしていました。
こうすれと石けんとお湯でしっかり皮脂が洗い流されるので、その結果、乳児湿疹の改善に繋がったのだと思います。
乳児湿疹はワセリンで保湿を
乳児湿疹でもうひとつ大事なのが保湿です。
湿疹のケアにはワセリンが良いとよく聞くので、2人目の乳児湿疹を治す際にもワセリンで保湿しました。
ちなみに1人目の時もワセリンは使っていたのですが、おそらく洗顔が不十分だったことにより、なかなか乳児湿疹が治りませんでした。
話を戻して2人目が乳児湿疹になったときは、朝晩の2回の入浴後に顔や頭皮の湿疹が出ている部位全体に、ワセリンを塗っていました。
なので顔中テッカテカでした(笑)。
でも1日2回の入浴と顔全体をしっかりワセリンで保湿することを実行した結果、2人目の乳児湿疹は3日ほどですっかり改善しました。
そして3人目は、上の子2人での経験を活かし、新生児の頃から毎日顔もボディソープの泡で洗っていました。
そのおかげか、3人目に関しては顔や頭皮に乳児湿疹がでることはありませんでした。
ちなみに私は子供の保湿ケアには、ビオレのうるおいミルクを愛用しています。
ワセリンは湿疹や荒れている肌の保護には良いのですが、普段使いに子供の全身に塗るにはベトベトしすぎているので。
その点うるおいミルクは、ワセリンとシアバターが配合してあるのでしっとり潤うし、伸びも良くて使いやすいです。
我が家の子は新生児から小学生まで、みんなこれで顔も体も保湿しています。
乳児湿疹の受診のタイミングは?
今までは乳児湿疹を自宅でのケアで治す話をお伝えしてきました。
ですが肌をキレイに洗って保湿をしっかりしても症状が改善しない場合は、一度病院を受診することをおすすめします。
乳児湿疹もあまりに症状が進むと、自宅でのケアだけでは治りきらない場合もあります。
また乳児湿疹かと思いきや、違う原因が潜んでいることもありますからね。
病院を受診するタイミングは一概にはいえませんが、我が家の2人目の場合は乳児湿疹のケアを始めてから3日ほどで症状が改善しました。
赤ちゃんの肌の回復力は驚くほど強いので、乳児湿疹対策が上手くいっていれば数日ほどで改善の兆候が見られると思います。
なので乳児湿疹が回復に向かっているかどうかは、一週間も様子を見れば見極められるのではないでしょうか。
それぐらい経っても改善が見られない場合は、一度医師に判断を仰いだ方が良いのではと思います。
あと赤ちゃんが痒がっている場合も、病院で薬を処方してもらった方が良いと私は思います。
かき壊して肌にキズがつくと、回復が更に遅れてしまいますからね。
まとめ
乳児湿疹とは赤ちゃんにできる湿疹の総称で、その原因や症状はいくつかあります。
母乳が原因で乳児湿疹ができるという噂もありますが、それに医学的な根拠はありません。
乳児湿疹は、肌を石けんの泡で優しく洗って清潔にし、保湿をしっかり行えば改善または予防できます。
それでも症状が改善しない場合は、病院を受診して医師に診てもらうことをおすすめします。
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