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こんにちは!
最近、3人目の末っ子が卒乳したユズ子です。
うちは子供3人とも完母だったんですが、授乳中って食べ物に気を使いますよね。
特に生ハムや生肉って妊娠中は控えた方が良いと言われていたので、授乳中は食べて大丈夫なのか迷うママも多いと思います。
そこで今日は、私の授乳中の実体験も含めて、授乳中に生ハムや生肉を食べていいのか、また食べるなら何に気をつければいいのかについてお送りします。
授乳中に生ハムや生肉は食べていい?
最初に結論から言うと、授乳中に生ハムや生肉は食べてOKです。
妊娠中は生ハムや生肉は食べない方がいいと聞いて、控えていた方が多いと思います。
妊娠中に生ハムや生肉を控えた方がいい理由は、これらを食べることで感染する可能性のある食中毒が、流産や早産の原因になったり、胎児へ悪影響を及ぼす可能性があるからです。
ですが出産した後はそういったリスクはなくなるので、授乳中に生ハムや生肉を食べても大丈夫です。
だけど赤ちゃんに母乳をあげている場合、生ハムや生肉を食べた後に、母乳を介して赤ちゃんに何か影響がないのか心配に思ったりしますよね。
その点は大丈夫なのでしょうか?
授乳中の生ハムや生肉は母乳へ影響する?
生ハムや生肉は妊娠中は避けた方がいいと言われることから、授乳中も母乳に何か影響しないか不安に思うママもいるでしょう。
ですが授乳中に生ハムや生肉を食べたからといって、直接的に何か母乳へ悪影響が出るということはありません。
後で詳しく書いていますが、授乳中に生ハムや生肉を食べるときに気をつけたいポイントは
・食中毒のリスク
・高い塩分含量
の2点です。
食中毒に関しては、万が一ママが食中毒に感染したとしても、母乳を介して食中毒菌が赤ちゃんに感染することはありません。
なのでその点は、心配しなくて大丈夫です。
ただママが食中毒に感染すると、赤ちゃんのお世話が困難になるという問題点がありますよね。
食中毒によって嘔吐や下痢の症状が出たら、母体が水分不足になって母乳の出が悪くなるという可能性もあります。
また母乳を介しての感染はなくても、ママの手指や触れたものに菌が付着して、二次感染する可能性はあります。
なので生ハムや生肉を食べる場合、どんな食中毒のリスクがあるのかを知っておいた方がいいでしょう。
食中毒のリスクや予防については後の方で説明しているので、是非読み進めてくださいね。
次に生ハムに多く含まれる塩分についてですが、一度に大量に食べ過ぎない限りは、生ハムの塩分によって母乳の成分が大きく変化するということはないです。
ただ母乳はママが食べたものの影響を若干は受けますので、塩分を取り過ぎると母乳の質が悪化したり、味が変化する可能性があります。
その結果、赤ちゃんが母乳を嫌がったり、飲みが悪くなるということもあり得ます。
そこから乳腺炎に繋がったりもするので、生ハムに限らず、授乳中は塩分含量の高い食品の食べ過ぎには気をつけた方がいいでしょう。
生ハムをどれくらいの量食べていいのかについては、後の方で説明しています。
なので生ハム好きなママは、このまま読み進めてくださいね。
授乳中の生ハムや生肉で気をつけること
先ほども書きましたが、生ハムや生肉を食べると、食中毒に感染するリスクがあります。
食中毒への感染リスクは授乳中に限ったことではありませんが、授乳中にママが食中毒になると、赤ちゃんのお世話に困りますよね。
また授乳期間中は、睡眠不足になりがちです。
睡眠不足による生活リズムの崩れは免疫力の低下の一因になるので、食中毒への感染にもより気をつけた方がいいでしょう。
では具体的に、どのような食中毒の危険があるのか見ていきましょう。
リステリア菌
生ハムを食べることで感染する可能性のあるリステリア菌は、自然界に広く存在している菌です。
この菌による食中毒にかかっても、健康な人であればほとんど影響はありません。
胃腸炎のような症状が出ることもありますが、自然治癒することがほとんどです。
ですが妊婦さんや生後2ヶ月までの乳児、高齢者、免疫機能が低下している人が感染した場合、重篤化する場合があります。
妊婦さんが感染すると流産や早産の原因になり得るので、妊娠中は生ハムなどは控えるように言われるわけですね。
また赤ちゃんが感染した場合は、「生まれてからどのくらいで感染したのか」によって現われる症状が異なるそうです。
生後1週間以内に感染した場合は死亡率が約40%と高く、生後1~8週での感染だと髄膜炎の割合は高いですが死亡率は3%程度になるそうです。
リステリア菌への感染経路の多くは、リステリア菌に汚染された食べ物を摂取することです。
なので生後間もない赤ちゃんが感染する可能性を、過度に心配する必要はないでしょう。
ですがどうしても心配な場合は、赤ちゃんが生後間もない時期は、リステリア菌の感染リスクが高い食品は食べない方が安心かと思います。
リステリア菌の感染源となり得る食品は、生ハムなどの食肉加工品やスモークサーモンなどの魚介加工品、加熱処理されていないナチュラルチーズなどがあります。
リステリア菌は熱に弱いので、加熱処理すれば食中毒は予防できます。
ですが生ハムは加熱しないで食べることがほとんどですよね。
今までの説明を聞いたら授乳中に生ハムを食べるのが恐くなってしまいそうですが、保存方法と消費期限を守っていれば、実際にリステリア菌に感染するリスクは低いです。
私も授乳中に生ハムやスモークサーモン、明太子などを食べたことが何度もありますが、実際に食中毒に感染したことはありません。
なので消費期限内に食べきるようにしていれば、リステリア菌を必要以上に恐がることはないでしょう。
ただリステリア菌は、低温下や塩分濃度が高い環境でも増殖できるのが特徴です。
なので冷蔵庫で保存していたとしても、もし消費期限ギリギリとかで心配な場合は、十分に加熱してから食べた方が気持ち的に安心かもしれませんね。
トキソプラズマ
トキソプラズマとは哺乳類や鳥類の体内に寄生する微生物で、土の中などにも存在しています。
感染経路としては生肉を食べることや、汚染された土の付いた野菜などから感染する可能性もあります。
またガーデニングなどで土いじりをすることで、感染することもあります。
トキソプラズマは妊娠中に初めて感染すると、流産や死産の原因になったり、胎児に悪い影響が出たりします。
なので妊娠中は、生肉を食べることは控えるように言われるわけです。
ですが健康な人が感染しても、症状はほとんど何も現われません。
軽い風邪のような症状が出る場合もありますが、自然治癒します。
なので、気付かないうちに感染していることも十分にあり得ます。
ちなみに一度トキソプラズマに感染すると体内に抗体ができるので、再び感染することはないそうです。
また人から人へ感染することもないので、授乳で赤ちゃんに感染することを心配する必要はないですよ。
以上、生ハムや生肉を食べたときに心配される食中毒を2つ紹介しました。
ですがもちろん新鮮でない生肉や生ハムを食べれば、これ以外の食中毒にかかる可能性もあります。
なので生肉や生ハムを食べるときには、その鮮度や保存状態に十分気をつけてくださいね。
授乳中に生ハムはどれくらい食べていい?
塩分含量の高い生ハムは、1日にどれくらいなら食べて大丈夫なのか気になりますよね。
塩分の摂りすぎは母乳にも多少ながら影響するので、授乳中のママは塩分の過剰摂取に気をつけたいですからね。
一般的に成人女性が1日に摂っていい塩分量は、7g未満と言われています。
生ハムには促成のものと長期熟成のものがあり、熟成期間は長いものの方が塩分含量も多くなる傾向があります。
なのでここでは塩分含量のより多い長期熟成の生ハムで考えていきます。
長期熟成の生ハムだと、10gあたりの食塩相当量は約0.53gになります。
ということは計算すると、1日に約130gの生ハムを食べると、推奨される1日あたりの食塩摂取量と同じくらいになるということが分かります。
生ハム130gってけっこうな量なので、一度にこの量を食べる人はあまりいないと思いますが、1日で摂取する食塩は生ハム以外からの食べ物でもたくさんあります。
現在人の食事は何かと塩分摂りすぎになる傾向があるので、生ハムを食べる時は食べ過ぎに気をつけてくださいね。
まとめ
授乳中に生ハムや生肉を食べることはOKですが、食中毒予防のために保存方法や消費期限をしっかり守りましょう。
食中毒が心配な場合は、十分な加熱処理で感染を予防することができます。
また生ハムは塩分含量が高いので、食べ過ぎには注意しましょう。
★その他にも授乳中に食べていいのか悩む食べ物って幾つかありますよね。
こちらの記事ではそんな食材について一覧でまとめていますので、合わせて読んでみてくださいね。
→ 授乳中に食べてはいけないものはあるのか?噂の食材を実際に食べてみて。
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